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2021年1月29日 (金)

『日本怪奇小説傑作集2』読了




著者 :
東京創元社
発売日 : 2005-09-22
(借.渋谷区立図書館)
2巻目は昭和10年から36年に発表された作品。こうやって年代順に読んで行くと、東雅夫氏の解説にもある通り何となくその時代を感じられるようだ。個人的には1巻のほうが好き。だんだん作品としてまとまりが感じられなくなるような気がする(作者毎、作品毎の差異はあるが)。それが不安を感じさせより怪異を感じられるような効果といえばそうなのだが…
その辺が紀田順一郎氏の序文に書かれている「日本怪奇小説の独自性」云々ということなのだろう。

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2021年1月28日 (木)

『ぼくのマンガ人生』読了

手塚治虫晩年の主に講演記録をもとに一部マンガも収録、周辺の方たちが三田手塚についての文章も入れて作られた本。生い立ちからどのような気持ちでマンガを描いてきたかなど手塚マンガが読まれ続ける限り必要な情報が得られる。しかしあらためて年譜を見ると、手塚は昭和とともに生きた人だったのだなあと感慨あり。昭和3年生まれで平成改元の1か月後に死去。

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2021年1月24日 (日)

『日本怪奇小説傑作集1』読了

(借.渋谷区立図書館)
明治35年から昭和10年に発表された作品を集めたもの。さすが文豪と呼ばれる人たちの作を中心に紀田順一郎氏が最終的に選んだものだけあって小説としての出来が良い。中では、大泉黒石という人については最近知ったのだが(大泉滉の父なんですね)、長崎の中国人社会が舞台ということもありちょっと読みにくいけどなかなか興味を引かれた。ただ、イマイチ没入できなかった作品としては、川端の心霊学関連、また夢野久作「難船小僧」は乗った船すべてを沈める少年がなぜ上海にいるんだというところ(大小かかわらず沈めるんだったら救命ボートだって沈めちゃって海外に行けないのでは)が引っかかって、その後の展開も含めてちょっとどうなのかなあと思ってしまった。

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2021年1月23日 (土)

『星をみつめて 京大花山天文台から』読了

花山天文台応援クラウドファンディング協賛の返礼品として届いたもの。
https://the-kyoto.en-jine.com/projects/kyotodaigakutenmondai
元は京都新聞に連載されたコラム記事をまとめたもの。花山天文台をはじめ京都関係中心に歴史から最新研究まで宇宙天文をわかりやすく概説している。写真図版も多し。
この花山天文台のような存在を切り捨てずに保存・公開しておけるような世の中になってほしいもの。

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2021年1月21日 (木)

『パレス・メイヂ(1)』読了

【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2021年2月4日】ということで読んでみた。明治・大正期の日本と似て非なる宮廷ロマンス(コメディ風味)。ベルばら日本版的なもの?

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『三四郎はそれから門を出た』読了

本の紹介中心のエッセイ集。元は15年ぐらい前の著者20代の物なので、私とはなかなか興味が合わないようだ。面白く読めるものもあるが、なんだかなあと感じる文章も。(ま、おじさんに合わせて書こうとは著者も思わないだろうが)
小説・エッセイをいくつか読んだが、どうもこの著者とは相性が良くないようなのでそろそろ撤退する方向で…

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2021年1月18日 (月)

『琥珀枕』読了

著者 : 森福都
光文社
発売日 : 2004-08-20
(借.新宿区立図書館)
中国を舞台の怪異風味時代小説。気軽に楽しく読める。(ただし、買って読むほどではないかな?)

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2021年1月17日 (日)

『北極飛行』読了

1937年旧ソ連の飛行機での北極点への着陸と越冬基地設営・飛行機の帰還までの記録。当時の飛行の困難さが伝わる冒険譚として貴重。
ただし、1939年刊行の版をそのまま再刊したため読みにくい部分あり。たとえば「小やか」、「軈て」、「曉った」等々々々フリガナなしに書かれているのでいちいち調べるのが面倒だった。一応「ちいさやか」、「やがて」、「さとった」と読むのだが、他に「顔を覗けた」など辞書を引いても読み不明(意味は推測できるけど)。岩波さんにはぜひフリガナ付きで再刊してほしいところ。なお、当時は第2次大戦前のスターリン時代。当然その辺を考慮して読む必要があることは訳者附言にもある通り。逆に言えばその時代を知る史料としても参考になるということ。

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2021年1月14日 (木)

『鏡影劇場』読了

著者 : 逢坂剛
新潮社
発売日 : 2020-09-18
(借.新宿区立図書館)
ホフマンをテーマにした作品ということで読んだもの。700ページ近い作品だがそれほど退屈せず読めた。ホフマンの後半生を描いた手記(もちろん創作)とかそれに関する蘊蓄はなるほどと思わせる。現代日本部分、特に後半は作中でも触れられているごとく「無味乾燥な結末」(とまでは言えないけど)に近いようだ。最後の袋とじ部分もそれほど「眩暈のするような展開」でもない。ヨハネスの正体も途中で推測できたし。まあ、あとがきとか跋語とか仕掛けがめんどくさいとはいえる。全体的にテクニックを弄しすぎのような気もするが、難しく考えないで読むにはいい作品だろう。若干ドイツ浪漫派あたりの知識はあった方がより楽しめるとは思うが。

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2021年1月11日 (月)

『宇宙はなぜブラックホールを造ったのか』読了

著者 : 谷口義明
光文社
発売日 : 2019-02-14
(借.新宿区立図書館)
どうも最近の宇宙(論)関係は難しくなっている。いや昔からそうなのだけどさらに。まあ、つまりそれだけ研究が進んで凡人には簡単に理解しがたくなっているということ。この新書版も私には大まかなところしか理解できない。それでもブラックホールについて、それが特殊なものではなく宇宙の歴史とのかかわりが深いと考えられるようになったということは分かった。人間ってすごいことまで観測し考えられるんだ。(としか言えないところが情けないのだが…)
なお、この本が刊行されたのが2019年2月。その巻末に書かれた「ブラックホールを直接見る」ことの予測が既に直後の2019年4月に実現されている。

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2021年1月10日 (日)

『銀座百話』読了

著者 : 篠田鉱造
河出書房新社
発売日 : 2016-02-19
『幕末百話』・『明治百話』など百話シリーズに銀座もあったのか。ということでたまたま安売り本をみつけて購入したもの。基本同シリーズ本と同じで昭和初期?に明治の銀座関係の話を聞いてまとめたもの。今となっては明治の銀座を知ると同時に昭和戦前期の人々の感覚を知る史料として重要。惜しむらくは話者の属性の記載がないのでちょっとわかりにくい。あと時代背景(明治・昭和期とも)理解が必要なので注がもっと欲しいところ。

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2021年1月 8日 (金)

『戦争は女の顔をしていない 2』読了

やはり原作を読まないとわかりづらい部分があるようだ。マンガで済ませようというのは甘かったか。でも、いまさら興味がそれほどない、というか面倒そうな本を増やすのもなあ。いやこの本が悪いというのではなく、私の興味(と年齢的にあとどれぐらい本が読めるか)の問題なのだけれど。

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2021年1月 6日 (水)

『お友だちからお願いします』読了

エッセイに出来不出来の差があるようだ。特に前半にどうでもよいようなのが多い。元の媒体の差なのか?
三浦佑之氏の父としての姿が見られるところが興味をひかれる。

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