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2021年3月31日 (水)

『もののけ 〈怪異〉時代小説傑作選』読了

女性時代小説作家のアンソロジー6冊目。大体凸凹があるのだが、今回はテーマによるものか割とレベルが高くそろっているような。ただいつもは別格感が強い宮部みゆきはそれほどではないような気も。

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2021年3月26日 (金)

『六国史以前 日本書紀への道のり』読了

記紀およびそれ以外の上宮記などの名前のみ、あるいはごく一部が引用されて残る史書に関する考察と関係性の仮説提示。興味深いところだが、残念ながら記紀以外の史料があまりにも少ないのであくまでも推測にとどまる。

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2021年3月20日 (土)

『おれは一万石(16)-出女の影』読了

著者の千野さんのブログに作品についての紹介の文がある。今回の作品の設定について本来ありえないことをどう描くかという意味のことが書かれている。私は時代小説は日本の江戸時代と似て非なる異世界の物語と考えて読んでいる。ある程度歴史は踏まえつつ、(ファンタジーにはならないように)いかに小説(フィクション)を面白く読ませるかというところが作家の力量なのだと思う。千野さんはかなり詳しく調べたうえで作品にしているのでほぼ問題ないと思うが、作家さんによってはちょっとそのへんが怪しい小説も見られるようだ。それでもその作品が優れていれば問題はないのではなかろうか。

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2021年3月18日 (木)

『戦争と一人の女』、『続戦争と一人の女』、『私は海をだきしめてゐたい』読了

著者 : 坂口安吾
青空文庫
発売日 : 2006-07-01
先日読んだ近藤ようこさんのマンガ『戦争と一人の女』について青空文庫版で原作3編を読了。なるほどそっちの方がよくわかる。この作については3作をまとめたマンガより安吾の文章のほうがわかりやすい。というか小説とマンガの両方を読むことによってより理解が深まるのかも。

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2021年3月14日 (日)

『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』読了

(借.新宿区立図書館)
三島屋変調百物語も聞き手が変わり、今回は怨霊系の話ばかり。最近はカタストロフ的に終わるのも多いし、後味はあまりよくないような。聞き手はやはりおちかさんのほうがよかったようにも思われる。まあ、宮部みゆきだから面白くないはずはないんだけど。

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2021年3月10日 (水)

『内澤旬子の島へんろの記』読了

小豆島の霊場八十八か所歩き遍路の記。小さな島とはいえかなり大変そう。しかも著者はヤギの世話などもあり、ほぼ半日遍路の繰り返しだし。
読んで行く上では土地鑑がないのでただ読むと少々わかりにくい。小豆島霊場会のページか地図ソフトを開きながら読んだ方がよい。
國學院枠?ということで内澤さんの本を読んでいるのだが、ちょっと私とは感覚が違うのかもしれない。まあでも小豆島霊場八十八か所についてそれなりに知ることができてよかったとも思う。
なお、ポイントとか使うためにebookjapanの電子書籍で読んだのだが、少々読みにくい。マンガメインのサイトなので仕方がないのかも。その割に東洋文庫なども入ってはいるのだが。そして、書名が「内澤旬子の島へんろの記 1」となっているが「1」は不要。

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2021年3月 8日 (月)

『戦争と一人の女 坂口安吾原作』読了

近藤ようこさんの原作ありのマンガ、原作を読んでもよくわからないのがスラっとわかったりする(折口の『死者の書』とか)のだけれど、これはちょっとどうなのか。もう少し読み込んでみないとわからない。原作も読まないとダメかな?

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『福島原発の闇 原発下請け労働者の現実』読了

初出はアサヒグラフ1979年掲載の記事。それを2011年の福島原発事故後に単行本化したもの。水木しげるの絵も相まってすらすらと読める。とはいえ内容的には重いものがある。著者の堀江氏の『原発ジプシー』ほどではないのだろうが、原発施設内での労働の実態がいかに過酷で危険なものかがうかがわれる。こんな労働に支えられた原発はおかしいと考えるのは当然だろう。そしてさらに福一の事故(事件?。スリーマイル、チェルノブイリも…)を見れば日本、いや世界的に人類が原発を持つのはまだまだ早い、というか代替手段が開発できるなら原発は研究はともかくエネルギーを得る手段としては持つべきではないと考えざるを得ない。
福一稼働が1970年代、ほかの日本の原発が1980~90年代稼働ということを考えるとこの本に書かれたのとそれほど状況は変わっていないだろう。当然再稼働はすべきではない。 ちなみに現在この本は新刊では読めない。私も古書で購入。こういう本こそ文庫化、あるいは電子化してみんなが読めるようにしてほしいもの。

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2021年3月 5日 (金)

『東アジアの日本書紀―歴史書の誕生』読了

やはり後半の百済など朝鮮関係部分がメインか。日本書紀の作られるまでをかなり詳しく考証している。少々古い知識の私などにはエキサイティングな書である。引き続き昨年刊行の『六国史以前』も読む。さらに新しい知見が書かれているのかどうか?

直接論旨にはまったく関係ないが、「天孫降臨」から「神武東征」開始まで1,792,470余年という記載があったのにびっくり。皇紀がどうこうというよりけた違いに長い年数。現在の地質年代的にはチバニアンよりもっと古い時代になるんじゃないかな。その辺は別ブログで書いてみようかな。

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