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2021年4月30日 (金)

『内山完造の世界―日中友好に生涯を捧げた岡山人』読了

神保町の内山書店で購入。
少々電気としての記述のまとまりは良くないかも。戦前~戦後とそういう生き方をした人がいたというのを知るのは興味を引く。今の中国のことを考えると今昔感が強いが。もしこの方のような人がもっと多かったらどうなっていたのだろう?とは思う。
28~29ページあたりに書かれた、日中両国人がお互い醜いことや劣った点ばかりを伝えているのではというあたり注意しなければならないことだろう。

直接関係ないことだが、なぜか内山完造と最初の妻のみきの出身地である岡山県井原市関係が私の眼に入ってくる。マンガ『新九郎、奔る!』の伊勢宗瑞(いわゆる北条早雲)がここの出身。美しい星空で売り出した美星町とそちらの出身で民俗学者・神主の神崎宣武氏。市域外ではあるが近くには京大の「せいめい望遠鏡」(晴明伝説あり)。それぞれ少しづつは離れているがこの周辺に集中しているのは何か意味があるのだろうか?

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2021年4月29日 (木)

『世界怪奇実話集 屍衣の花嫁 (東西怪奇実話)』読了

(借.新宿区立図書館)
世界といっても英・米国の怪異譚集。ゴシック・ホラーという範疇か。一応実話形式をとった創作かな。

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2021年4月23日 (金)

『病と妖怪 ―予言獣アマビエの正体』読了

アマビエから始まって予言獣や幻獣、さらには「不思議なものたち」まで日本の様々な怪についての様々を書いた本。東郷隆さん、時代小説作家として著名だけどこんなものも書くんだ。一般向け新書としてなかなか面白く読めた。

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2021年4月22日 (木)

『日本怪奇実話集 亡者会 (東西怪奇実話)』読了

(借.新宿区立図書館)
実話集ということであっさりした作品も多い。怪というより奇なる話も。後半になると実話という形をとる所謂怪談的なものもそれなりに。個人的には小泉八雲~凡にいたる四代の紀行・エッセイ的な話が興味深かった。

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2021年4月17日 (土)

『平安女子の楽しい!生活』読了

(平安女流文学に描かれた)というカッコ書きがついていればいい本だと思う。残念ながらこの内容を「平安女子」で代表させるのはいかがかと思う。平安時代のごく一部の時期の上流階級(たとえ受領層であっても全体の中では上流)の女子たちの世界を描いたものだから。平安文学を読む参考になっても平安時代史を考えるにはちょっと足りない部分が多いのではないか。つまり中高生対象の、著者の専門とする平安時代の文学入門書といったところかな。

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2021年4月16日 (金)

『吾輩も猫である』読了

神保町のにゃんこ堂で御書印とともに購入したもの。表紙の宙さん(深谷かほる『夜廻り猫』の登場猫)扮する漱石が決め手(^^;
著名作家(猫好き)たちによる漱石の『猫』のパロディー短篇を集めたもの。2016年「小説新潮」による企画のよう。企画ものだから作家さんたちもそれほど力は入っていないのか、面白さもそれなり。無理に猫になってその気持ちを推測して書いている感あり。人間側への観察は月並みか。まあ、あまり深く考えずに猫好きさん達の気持ちを愉しめばよいのかも。

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2021年4月15日 (木)

『もっと!仏像に恋して』読了

仏像ツアー的な部分が面白く読める。

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2021年4月14日 (水)

『仏像に恋して』読了

KADOKAWA/中経出版
発売日 : 2015-03-01

コミックエッセイの仏像入門。初心者向けだが意外に知らないことも書かれていたりして。興福寺阿修羅像の作者名がわかっていることも知らなかった(-_-;)。

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2021年4月11日 (日)

『平安男子の元気な!生活』読了

ジュニア新書といえど決して馬鹿にしたものではないということは承知。こちらの本も一応日記等をもとにわかりやすくくだけた感じで平安時代男子の生活を描写している。まあ、ないものねだりをすれば道長前後の時代に限られているということ、読者が中高生の想定で(”ジュニア”なので当然ですが)くだけすぎていることなどでしょうか。その辺は平安時代史・文学のほんのさわりを描いた入門書という位置づけなのでしょうから仕方がないところか。(後は自分で勉強しろと…)
しかしさっそうと登場した行成くん、途中からあまり出てこなくなります。もうちょっと活躍させてもよかったのでは。書の方では三蹟に数えられる人だし。ま、これもこの新書サイズの本ではないものねだりか。

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『天体観測に魅せられた人たち』読了

(借.新宿区立図書館)
現在の、主に光学系観測天文学の置かれた状況について書かれた本。アメリカではこういう一般向け科学の本がよく書かれるようだ。難しい研究内容についてはそれほど深入りせず、かといってくだけすぎることもなく、時にユーモアも交えながら適度にわかりやすくちゃんと現状を伝える。日本ではなかなかこういう本は現れない。国民性の違いなのだろうか?
電波観測についてもそれなりに触れられており、現代観測天文学のおかれた各種の問題点も広く提示される。こういう本が現役バリバリの天文学者によって書かれるということは、一般の人も含めてみんなで考えていこうという姿勢を示すのに大変有効だと思う。日本の天文学者、そこまでの余裕が持てない状況なのだろうか?
なお、原題の”THA LAST STARGAZERS”(直訳すれば「最後の、星を眺める人たち」)については最後の2章で最新及びこれからの観測方法について書かれている部分でなるほどと思わせる。このテクニックと題名の付け方もうまい。これに比べると邦題はイマイチ説明的(しかもぼやけた)でありインパクトにも欠ける。「天文学者のリアル」とでもした方がよかったのではないか。ただ、「リアル」もあちこちで使われすぎて手あかがつきすぎの感もあるが。
とにかく天文ファン(できればそれ以外の人も)必読書であり、みんなでこれを読んで天文を含めた科学の在り方について考えるためにも重要な本である。

なお、スターリンク衛星とか現在の新型コロナ禍についてはさすがにまだ触れられていない。まだまだ観測天文学など科学研究には問題点が山積ということになろう。

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2021年4月 5日 (月)

『明治東京逸聞史1』読了

明治期の新聞雑誌等記事を年毎に抄録、若干の著者の解説を加えたもの。1巻は明治32年まで。膨大な出版物を読んだうえでなされた作業は驚嘆に値する。明治の世相を知るための参考資料として貴重。もちろん著者なりの選別が行われているので、歴史学的に見れば不備もあるだろうが、一般人が概略を知るには有用。さらに編著者自身の解説自体も今となっては歴史となっている。
なお、電子書籍で販売されているのはこのebookjapanのみか。PDF版でありリーダーとしては読みにくい点もあるが安く手に入るという利点もある。(ジャパンナレッジ会員になれば無料で読めるが、読むのがちと面倒)

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2021年4月 2日 (金)

『獣の奏者』(全5冊合本版)読了

ファンタジーというのはこういうものなのかな?前半も後半も戦い(カタルシス)で終わる。そういえば『指輪物語』を思い出させる話でもある。最近の宮部みゆきの時代ものもそういう傾向だし、まあ楽なんだろう。ちなみに続きものがだんだん細かくなって、かさが増える分面白さも減ってくるというのも大体そう。ハリーポッターなどもそうだが、こういう話は勢いで読ませるべきものなんじゃないかと思う。これも王獣編で終わっておいた方がよかったと思う。外伝などは完全に蛇足。


以下ちょっとネタバレあり。
音無し笛の扱いが恣意的。最後の闘いの時に闘蛇がなぜ耳覆いをしていないのか。特に敵方。音無し笛を吹けば闘蛇が硬直するのは最初に書かれているのに。そもそも音無し笛がどの程度の範囲まで効果があるのか?それだけ広範囲の王獣や闘蛇を止められるのなら、エリンがリランを少し離れたところに降下させて、それから笛を吹けばいいのでは?さらにそれで王獣が墜落死するとしても闘蛇はしばらくすれば復活してしまうのではないか?そもそも王獣を自由に操れるようになった段階でなぜリランにでも乗って「残った人々」のところへ行かなかったのか。そうすれば話が聞けて最後の闘いを起きないようにできたのでは?等々、特に後半部のストーリー展開に問題が多い。

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