« 『異界神社 ニッポンの奥宮』読了 | トップページ | 『高丘親王航海記 IV』読了 »

2021年10月12日 (火)

『仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』読了

著者はお坊さんにしてジャーナリストとのこと。仏寺側だけでなく神社側も含めてかなり現地での取材をしていることがうかがわれる。それでも結局日吉大社、水戸、薩摩、長州、宮崎、松本、苗木、隠岐、佐渡、伊勢、東京、奈良、京都という代表的なところしか実例が載せられていない。というより他ではもうあまりよくわからない状況なのかもしれない。
この本を読んで感じたのは仏教側の腐敗堕落が進み、もはや宗教とは言えない状況のところが多かったのではないかということ。数例ではあるが真宗などで腹を据えて徹底抵抗した坊さんのところは廃寺を免れている。それだけの宗教者としての気概を持った僧が少なかったのが簡単に廃仏毀釈を許した原因なのではないか。そういう意味では現代も僧侶の気概を問うようなことがあってもいいかもしれない(神主も、かな?)。
そんな色々を考えさせられる本であった。

|

« 『異界神社 ニッポンの奥宮』読了 | トップページ | 『高丘親王航海記 IV』読了 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『異界神社 ニッポンの奥宮』読了 | トップページ | 『高丘親王航海記 IV』読了 »